イーサリアムクラシックの詳細

イーサリアムの仕組みとは

イーサリアムとは、仮想通貨の1種です。

1000種類を超えるともいわれるアルトコインの代表的ポジションであり、2014年に販売が行われ、2018年にはビットコインに次ぐ人気通貨となりました。

ビットコインと比べてブロックチェーン上の記録速度が早く、わずか十数秒のうちに1つのブロックを生成することができます。

ビットコインでは10分ほどの時間を要するため、この差はかなり大きなものとなるでしょう。

他にも発行上限がないことや契約の自動執行など、ビットコインとはちがった特徴がいくつか見られます。

投資先としても優秀なので、価格の上下には気を配っておくといいですね。

スイスで発足した「イーサリアム財団」と呼ばれる非営利組織によって開発されたイーサリアムは、ビットコインの問題点を補う通貨として注目を集め、仮想通貨の可能性を広める役割を果たしています。

かなり柔軟な対応が取れる独自プラットフォームとして知られているので、イーサリアムを利用した新しい事業展開や新技術の開発などが今後は目立つようになるでしょう。

イーサリアムはビットコインと同じように、中央管理者が存在しません。

イーサリアム財団はあくまで開発チームに過ぎず、積極的に通貨を運用するつもりはないとのこと。

そのためイーサリアムは、国家や銀行の破綻リスクに影響されず、独自の価格を維持することが容易となっています。

暗号通貨としての将来性は十分だといえるので、イーサリアムへの投資を考えてみるのもおすすめです。

イーサリアムの特徴

イーサリアムは数ある仮想通貨のなかでも、特に魅力的な要素を持っているコインです。

「アルトコイン1の成長株」「誰でも参加できるプラットフォーム」「ICOをサポートする役割」といった特徴があり、それぞれチェックしておけばイーサリアムの有用性がより理解できることでしょう。

<アルトコイン1の成長株>

2018年現在、世界にはビットコインを除いた仮想通貨アルトコインが1000種類以上存在しています。

そんなアルトコインのなかでもイーサリアムは別格の魅力と使いやすさを誇り、さまざまな技術への応用が期待されているようです。

時価総額も長く2位をキープしていて、ビットコインの次に投資をするのならイーサリアムをおすすめする人も多くなっています。

＜誰でも参加できるプラットフォーム＞

ビットコインはいわゆる「決済システム」として使われていますが、イーサリアムは技術やアイデアを形にするプラットフォームとして世界に公開されています。

ブロックチェーンによって誰でも参加が可能となっているため、独自のアプリケーションを開発するのに役立ち、多くのユーザーがイーサリアムを通して新システムを発表してきました。

＜ICOをサポートする役割＞

ICOとは、仮想通貨を使って新事業やサービスの開発資金を募る方法のことを指します。

資金の調達には独自トークンを販売する必要があるため、トークンを自由に作成できるイーサリアムはうってつけのプラットフォームとなるでしょう。

ネットワーク上で新技術やサービスを開発できるだけでなく、そのまま簡単に資金を集められる環境は、これから事業を始めたい人にとって最高の特徴となりますね。

スマートコントラクトについて

イーサリアムを語る上で、スマートコントラクトを避けるわけにはいきません。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に「契約内容」を記録するシステムのことで、より詳細なデータをネットワークに残すことが可能となります。

ビットコインなど他の通貨は基本的に取引を行った「金額」や「相手」だけをブロックチェーンに記録するため、細かな契約書をいっしょにチェックすることはできません。

しかしスマートコントラクトがあれば、契約書をブロックチェーン内に保存して、自動的に契約を執行するプログラムを作りあげることができるのです。

第三者によるチェックや手渡しする契約書の作成は不要となるので、スマートコントラクトによって重要な契約をすぐに結ぶことができるようになるでしょう。

イーサリアムはこのスマートコントラクトの技術を目玉としてアピールしてきたことで、現在の価格まで到達することができたといわれています。

これからもイーサリアムは、スマートコントラクトと共にその有用性を世界に示していくことになるかもしれませんね。

イーサリアムはなぜ注目されているのか？

イーサリアムは2018年現在、世界中から注目される通貨となっています。

その理由はやはり価格の高騰であり、投資をして利益を得たいと考えている人にとってイーサリアムは興味が尽きない対象となっているのでしょう。

2017年頭の時点では、イーサリアムは1ETH＝1000円にも満たない価格でしたが、その後急騰を繰り返して最高価格を更新し続けます。

1年後の2018年1月には1ETH＝15万円を超える結果となったため、もし仮に1年間保有していたら単純計算で150倍の利益になったことでしょう。

今後もICOへの利用などによってイーサリアムの価格は伸びる可能性を秘めているため、投資のタイミングを見計らっておくことをおすすめします。

イーサリアムは草コイン（ICOによって誕生する知名度の低いコイン）を生み出す源にもなるため、投資のチャンスを増やすことにも貢献してくれるでしょう。

イーサリアムが新たに新規発行される仕組み

イーサリアムはビットコインと同じように、マイニングによって新規通貨を発行しています。

マイニングとはブロックチェーン上で発生した取引を別のユーザーがパソコンのパワーを使って検証する方法のことで、イーサリアムの基本的なシステムの1つです。

マイニングに参加したユーザーは報酬として新規発行されるイーサリアムを受け取ることができ、売買を行わなくても資産を獲得することができます。

イーサリアムは2018年3月現在、「Proof of Works」と呼ばれる仕組みを採用していて、ブロックチェーン上で行われる計算の結果が報酬に結びつくのが特徴です。

しかしProof of Worksはコンピューターの性能が高くないと参加が難しいため、一般ユーザーでは満足のいく報酬が得られないことも多くありました。

しかしイーサリアムは今後、マイニングの仕組みを「Proof of Stake」と呼ばれる技術に変更していくことが予定されています。

Proof of Stakeはイーサリアムを保有している期間と量によってマイニングの優先権を与えるシステムなので、一般家庭でも十分な報酬を獲得することができるでしょう。

マイニングの変容によってイーサリアムはさらに身近なものとなる可能性が出てきたので、ビットコインにも負けないレベルの流通に期待できるかもしれませんね。

発行限度は決まっていない

イーサリアムは通貨の発行限度を定めておらず、理論上いくらでも新規発行を行うことができます。

最初は6000万枚が一般向けに開放されましたが、その後マイニングが続いたことで上限を超え、現在も新規発行が続いているようです。

ビットコインは2100万枚、リップルは1000億枚の上限を設けていることで知られていますが、その他の通貨もインフラ等を防ぐために発行総量には限度を設定すること多いでしょう。

だからこそイーサリアムは独特の魅力を持つ通貨として、世界中に浸透しているのです。

発行の限度が決められていないということは、マイニングの価値が高まることにつながり、イーサリアムの取引に参加する人を増やすことになるでしょう。

いつでも新規通貨獲得のチャンスがあるということは、ユーザーにとってのメリットになります。

しかし一方で発行上限がないと、価格の下落が止めにくくなることがあり、一気に暴落する可能性も出てきてしまうでしょう。

今後Proof of Stakeへの移行する際に発行上限が設定されるという話もあるため、デメリットを補うことに期待したいですね。

過去にイーサリアムから分裂したコイン

イーサリアムは、過去にブロックチェーンの分裂を経験している暗号通貨です。

分裂とは仮想通貨を別の種類に枝分かれさせ、既存の通貨とはまったくちがう特性を持つ新通貨を誕生させることを意味します。

イーサリアムのプラットフォームは以前巨額のハッキング被害に遭い、DAOという仮想通貨ICOが調達した資金60億円以上が流出してしまいました。この「DAO事件」を理由にイーサリアムのなかでは今後の発展に関する意見が分かれることになります。

その後イーサリアムは分裂し「イーサリアムクラシック」が誕生することになったのです。

イーサリアムクラシックはイーサリアムとは別の通貨として活躍しているので、ユーザーにとっては分裂騒動によって魅力的な投資先が増えたと考えられるでしょう。

また分裂前の通貨の保有者は、配当として分裂後の通貨を無料で獲得することができるので、持っているだけでさらなる利益を得ることもできます。

2018年にも、イーサリアムは「イーサリアムゼロ」への分裂を予定していて、イーサリアムの保有者にはその量と同じだけのイーサリアムゼロを配布するとのこと。

イーサリアムゼロを手に入れるためにも、今のうちにイーサリアムへの投資を行ってみてはいかがでしょうか。

今後のイーサリアムはまだまだ儲かる？

イーサリアムは今後も、仮想通貨の第一線で価格を上昇させていくことが期待されます。

投資先としての魅力は大きいので、少額による積立投資などを利用して、少しずつでもイーサリアムの保有量を増やしておいてはいかがでしょうか。

保有量と保有期間によってマイニングが行えるProof of Stakeへの移行は目の前なので、イーサリアムヘの投資は早ければ早い方が利益につながります。

長期的に見ても儲かるチャンスは高いといえるので、躊躇せずに積極的な投資が吉となるでしょう。

またイーサリアムは4段階のアップデートが予定されていて、最終段階であるSerenityが今年2018年に実施されます。

より魅力的で充実した機能性を備えた通貨となるはずなので、価格の急騰にも期待できるでしょう。

もちろん良い部分ばかりではなく、イーサリアムにはスケーラビリティ問題（ブロックの容量制限による送金の遅延）などの改善点もあります。

送金に関する弱点をどのように補っていくかが、イーサリアムの今後を左右することになるかもしれません。

それでも全体的に見て、イーサリアムは値上がりの可能性が高い暗号通貨だといえるので、これからも投資を前提にチャートを確認してみるといいでしょう。

イーサリアムの買い方は簡単

イーサリアムは仮想通貨を代表するコインであるため、ほとんどの取引所で売買を行うことができます。

ビットコインとイーサリアムに特化した取引所もあるので、集中して売買したいときはそのような取引所を選ぶのもいいでしょう。

最低取引価格は取引所によってまちまちですが、ビットフライヤーの販売所では0.00000001ETHからの購入が可能です。

リスクを避けるために少額からの投資がしたい人も、安心して購入ができますね。

イーサリアムの購入方法は非常に簡単で、基本的に気になった取引所に登録するだけで売買に参加することができるでしょう。

国内の取引所ヘの登録後、本人確認書類を提出してアカウントを作成し、銀行口座から入金を行えば準備はOK。

後は自分が納得のいくタイミングで購入を行えば、イーサリアムを保有することができます。

ビットコインとは一線を画するのがEthereumではないでしょうか。