モナコイン（MonaCoin）について

モナコインの仕組みとは

モナコインは、2014年から流通している日本初の国産仮想通貨です。

承認アルゴリズムにはProof of Workを採用し、中央集権を持たないなどの特徴を有しています。

多くの仮想通貨と同じように便利に使える環境が整っているので、今後もさまざまな場所で利用されることでしょう。

今や国産の代表通貨であるモナコインですが、そのスタートは非常にユニークで、元々はインターネット上の巨大掲示板「2ちゃんねる」がきっかけとなっています。

「ワタナベ氏」という人物によって作られたモナコインは、2ちゃんねるの有名アスキーアート「モナー」を使ったデザインなどが話題となり、じわじわとそのコミュニティを広げていきました。

特に「オタク」的な分野に強く、アニメや漫画に関するお店での決済やエンターテイナーヘのチップとして利用されています。

その用途はまだまだ広がっていく可能性があるので、今後もモナコインは注目の的となっていくでしょう。

モナコインの特徴

モナコインはアルトコインのなかでもかなり特殊な魅力を持つ通貨であり、それゆえに多くのユーザーを獲得することに成功しています。

特に国産であること、投げ銭としての気軽な利用ができる点、歴史が長いことによるファンの多さは、モナコインならではの特徴だといえるでしょう。

1つ1つチェックしてみると、その人気の理由が浮き彫りになってきますよ。

日本で最初に生まれた暗号通貨であるという事実は、モナコインの魅力の1つとなっています。

アルトコインの多くは海外に拠点を持つ通貨であるため、詳細を記録したホワイトペーパーが英語表記だったり、使い道が限定されていたりといったデメリットは珍しくありません。

しかし日本出身のモナコインなら、その使い道を調べることは非常に簡単で、誰でも日常に馴染ませることができるでしょう。

「仮想通貨はよくわからないけど、とりあえず日本産のものに投資してみたい」といった層にも期待できるので、今後まだまだモナコインの価格は高騰していくかもしれませんね。

モナコインはチップとして利用する「投げ銭」としての機能を持っているので、かなり気軽に使えるアルトコインであるといえるでしょう。

「モナゲ」と呼ばれるこちらの投げ銭機能は、2018年には大手WEBサービス「ツイキャス」に採用されたことでも話題となり、モナコインを象徴する特徴の1つとして認知されはじめています。

気軽に投げ銭として使えるということは、通貨の高い流動性を生み出し、多くのユーザーの手に行きわたることになるでしょう。

それは将来的にモナコインの普及を促進することになるため、投げ銭機能こそがモナコインを有名にするきっかけになるかもしれませんね。

秋葉原の店舗などではモナコインをリアルで使える決済も導入されているので、投げ銭だけでなく実店舗での利用にも注目です。

ネットとリアルの両方で使えるようになれば、モナコインの実需はさらに高まることが予想できるでしょう。

モナコインは2014年に誕生した、歴史の長い通貨です。

そのため下手な通貨よりもファンが多く、応援されやすい環境が整っているといえるでしょう。

モナコインを宣伝してくれるユーザーや団体がたくさんいるため、時間をかけるほど自然に広まっていく可能性が高いです。

投資対象として信頼できる地盤があるため、これからも多くの資金が流れ込むかもしれません。

その高い支持率は今のところ国内に限られていますが、今後は海外に普及していくことも考えられます。

モナコインが上場している仮想通貨取引所ビットフライヤーが最近アメリカに進出したことも、海外での活躍を期待させる要因になるでしょう。

モナコインの送金時間について

モナコインの送金時間は、他の通貨と比べてもかなり早いレベルとなっています。

高い機能を備えた仮想通貨「ライトコイン」をベースに開発されているため、モナコインは元々ブロックの生成スピードに自信があるのです。

ビットコインでは1つのブロックを生成するのに約10分かかるところ、モナコインは約1分半で完了するため、その速度は圧倒的だといえるでしょう。

ブロックの生成速度が早ければ早いほど、ブロックチェーンでの取引処理もスピーディに行われます。

現在はビットコイン決済が仮想通貨のなかでは主流ですが、このスピードを考慮すると、今後はモナコインにその役割が移されていくかもしれません。

送金スピードを体感するためにも、専用のウォレットや取引所を利用して、特定のアドレスへの送金を実行してみてはいかがでしょうか。

スケーラビリティ問題を解決するSegwitを採用

モナコインは2017年3月に、世界で初めて「Segwit」を搭載した仮想通貨として話題となりました。

Segwitとはブロックに格納される容量を増やし、同時にデータの改ざんを難しくする新しい技術です。

仮想通貨のブロックサイズはあらかじめ容量が決められているため、その容量以上のデータがいっきに入ってくると、送金の遅延などを引き起こす可能性があるのです。

スケーラビリティ問題と呼ばれるこちらの課題は、仮想通貨全体で解決すべきものであるといわれてきました。

Segwitはそんなスケーラビリティ問題を解決する手段として注目されていましたが、モナコインが実装したことによって、本格的に広まり始めることになったのです。

ビットコインがSegwitを取り入れたのも、モナコインから5ヶ月も後になってからでした。

見方によっては、モナコインがビットコインに影響を与えたともいえるでしょう。

Segwitを世界に先駆けて採用したという実績は、今後の価格を左右する優良な材料となるかもしれません。

とにかくコミュニティが凄い！

ファンによって作られたコミュニティも、モナコインの大きな魅力となっています。

イメージキャラクターである「モナコインちゃん」や、秋葉原などを中心に行われる宣伝プロジェクト「モナコインイベント」、モナコインのファンの聖地となっている「モナ神社」など、そのコミュニティは多様性を増すばかりです。

匿名の掲示板で生まれたことが関係しているのか、気軽に参加できる「ノリ」があり、今でも多くのユーザーがモナコインのコミュニティに熱い視線を注いでいます。

強固なコミュニティはそのまま通貨の安定性や魅力につながるため、今後もモナコインがどのような絆をユーザーと築いていくのかは要チェックです。

モナコインならより仮想通貨の交換を安全に

モナコインは第三者の介入を必要としない、「アトミックスワップ」を成功させている通貨としても知られています。

アトミックスワップとは、通貨を送金する側と受け取る側の処理が同時に完了するシステムのことであり、個人間であっても不正のない取引を実現できると期待されている機能です。

互いの送受信にラグが生まれなくなるため、通貨の持ち逃げや悪意のある売買がなくなり、これまで以上に安全性の高い取引が行えるようになるでしょう。

現在は取引所を介して通貨を売買するのが基本ですが、アトミックスワップによって今後はもっと自由なやりとりができるようになるかもしれません。

取引所を通さないことで匿名性の向上や、ハッキングによるリスク等を軽減することもできるので、仮想通貨の利便性は益々大きくなるでしょう。

しかしアトミックスワップは簡単に採用できる機能ではなく、それなりの技術と労力が必要となります。

そのため2018年5月現在、アトミックスワップが可能なのはビットコイン、ライトコイン、そしてモナコインだけとなっているのです。

ビットコインやライトコインといった世界的な有名通貨と肩を並べるモナコインは、アトミックスワップをきっかけに普及を早めるかもしれませんね。

通貨を安全に交換する技術として、アトミックスワップはこれからもっと注目を集めるはずです。

そのときになってモナコインは、改めて高い人気を得ることになるでしょう。

意外と使われている人気通貨モナコイン

モナコインは先に紹介した通り、投げ銭などによって気軽に使われています。

投稿内容に対してモナコインをプレゼントする「Ask Mona」や、ツイッターのタイムライン上でモナコインを送金する「tipmona」、ウォレットとストアという2つの機能を備えた「monappy」など、既にモナコインを中心としたサービスがたくさん存在しているのです。

意外な場所で運用されているので、調べてみるとモナコインの顔の広さに驚くかもしれません。

秋葉原のパソコンショップやメイドカフェなどでは、モナコインの実店舗決済も積極的に採用されています。

まだまだ広がる可能性が高いので、モナコインに興味があるのならどのような利用先があるのかチェックしていくといいでしょう。

モナコインはなぜ注目されているのか？

モナコインは2014年にリリースされてから、長いこと価格の停滞を続けてきました。

しかし2017年10月に仮想通貨取引所ビットフライヤーに上場したことをきっかけに価格は高騰し、取引量もいっきに増加します。

1MONA＝50円程度だった価格が500円を超えることになったので、大きな利益を得た人も多かったことでしょう。 モナコインの高騰はそれに止まらず、12月には2000円に近付くほどの大高騰を見せてくれます。

その後は下落して再び500円前後に戻りますが、その高騰は大きな話題を呼び、モナコインを注目の通貨とすることになったのです。

国内最大規模を持つビットフライヤーと、国産の人気通貨モナコインの取り合わせは、想像以上に相場に影響を与えることになったのでしょう。

モナコインが新たに新規発行される仕組み

モナコインの新規発行は、Proof of Workという承認システムによって管理されています。

ブロックチェーン上の取引を承認したユーザーに対して、報酬として新規の通貨が発行されるこちらのシステムは、ビットコインなどでも使われているかなりポピュラーな仕組みです。

いわゆる「マイニング」によって新規発行が行われるので、承認作業を素早く終わらせられるパソコンや機材を持つユーザーが、優先して新規通貨を得られるでしょう。

モナコインには半減期があるため、一定のブロック数を作るごとに新規発行の数量が半分になります。

半減期は約3年ごとに来ると予想されているので、次回は2020年ごろになる可能性が高そうです。

発行限度は1億512万MONA

モナコインの発行限度はかなり多く、1億512万MONAとなっています。

最大発行枚数が2100万枚のビットコインなどと比べても、その数は相当なものだといえるでしょう。

すべての通貨が発行し終えるには今のペースで150年以上の時間を必要としますが、仮にすべての通貨が市場に出た後は、マイニングによる報酬は手数料だけとなるでしょう。

そのためマイナーがいなくなることは考えにくいので、発行限度を迎えた後もモナコインのブロックチェーンは活発に利用されていくと予想できます。

今後のモナコインはまだまだ儲かる？

モナコインの高騰は、まだ始まったばかりです。

2017年末に見せた価格の記録がある限り、今後も注目されていくことは必至だといえるでしょう。

国産通貨という強みと気軽に利用できる環境がもっと広がっていけば、その価値はさらに高まります。

海外における知名度がまだ十分でないというデメリットもありますが、それも時間をかけていけば変わっていく可能性は高いでしょう。

2018年5月現在、時価総額も88位とそれなりの順位をキープしているので、まだまだ上昇の余地はあります。

投資を検討するだけの理由には事欠かないので、この機にモナコインを本格的にチェックしてみるのもおすすめです。

モナコインの買い方は簡単

2018年5月現在、モナコインは以下の取引所で取り扱われています。

国内で取引を行いたいのなら、まずは気になる取引所ヘの登録を済ませておきましょう。

• ・ビットフライヤー
• ・ザイフ
• ・ビットバンク
• ・フィスコ

最低取引量はそれぞれの取引所によって変わりますが、例えばビットフライヤーでは0.00000001 MONAから取引が可能です。

登録後口座を開設し、取引所の注文画面から必要な数量と価格を決定するだけで購入ができるので、今回でモナコインの将来性に期待したいと思えたのならぜひ売買にチャレンジしてみましょう。