Waves(ウェーブス)の仕組みとは

現在、仮想通貨はビットコインとアルトコインに分類されています。

ビットコイン以外の仮想通貨はアルトコインと呼ばれていますが、アルトコイン銘柄の多くがどういったサービスなのかの特徴を持っています。
例えば、イーサリアム（ETH）であれば「スマートコントラクト」、リップル（XRP）であれば「送金」などです。
ウェーブスもまた、特徴がありますが、それは「トークン化のためのプラットフォーム」になります。

ウェーブスでは、DEX（非中央集権型取引所）が統合されており、WAVES-DEX（移行、DEX）と呼ばれています。
その他、ウェーブスプラット−無は、取引で発生する手数料が0.001Wavesと安価であること、取引の承認速度は最大1000件／1秒と高速に処理を行えることで、非常に注目され期待大の仮想通貨になっているのです。

Waves(ウェーブス)の特徴

ウェーブスは、2018年10月時点で時価総額41位まで上昇しています。
下記にて、ウェーブスの基本情報について紹介します。

仮想通貨（通貨単位）	Waves(ウェーブス)／WAVES
最大供給量	1億WAVES
循環枚数	1億WAVES
時価総額（ランキング）	226億円（41位）
公式サイト	https://wavesplatform.com/
ホワイトペーパー	公式ホワイトペーパー

そしてウェーブスの特徴を紹介すると、
・独自トークンを発行出来るCAT（Custom Application Token）機能がある
・DEX（分散型取引所）としての機能がある
・法定通貨とエクスチェンジできる機能がある
上記３つが特徴的な機能になっています。

資産の送受信、管理、通貨市場の取引が一つのプラットフォーム内で完結できる総合プラットフォームになっています。

Waves(ウェーブス)には分散型取引所の機能がある

ウェーブスは、DEX（分散型取引所）の機能がありますが、DEXの機能について紹介します。
ウェーブスのDEXは、CAT（Custom Application Token）と呼ばれ、独自の仮想通貨を発行できる機能があります。

また、このプラットフォーム上では、法定通貨（ドル、円など）をエクスチェンジ出来るのです。
そしてウェーブスの分散型取引所としての機能で大きなメリットがあります。

通常は、仮想通貨取引をする場合は中央集権型取引所を利用することがほとんどです。
この場合、取引所がユーザーの秘密鍵を管理していることもあり、ハッカーの標的になりやすいのです。
しかし、ウェーブスのウォレットは、個人の秘密鍵をDEXである分散型取引所を利用できるので、ハッカーが狙いにくくなり安全性が高いプラットフォームとして機能することができるのです。

これはユーザーにとって大きなメリットです。
一方でデメリットもあるので紹介しておきます。ウェーブス自体はまだ開発途中であることと、ロシアの仮想通貨における情勢は厳しいものがあり、その影響を受ける可能性が高いです。
また、日本の取引所にはウェーブスは取扱いがないため購入することが出来ません。（※後半に購入できるオススメ取引所紹介しています。）

バイナンスなどの海外取引所に自分の口座を開設しビットコインを送金したのち、取引所でウェーブスを購入するという流れを取る必要があり、日本人にとっては流動性が高い仮想通貨ではありません。

承認システムLPoS方式でエアドロップ

ウェーブスのブロック承認システムは、LPoS方式（Leased Proof of Stake）というシステムが採用されています。
これは、ユーザーが信頼できるフルノード（1万Waves以上保有していてブロックを生成できる特定ユーザー）に自分の持っているWavesを貸せるPoS方式になります。

フルノードへWavesを貸し出すことで、フルノードがブロックを生成するごとに発生する手数料から利子として報酬を受け取ることができるようになっています。
PoS方式では、持っている通貨の量が多ければ取引承認のブロック生成ができる権利を持てる可能性が高いシステムになります。
ブロック生成は、全てのユーザーが出来るわけではなく、1億Waves以上保有しているフルノードのユーザーしか出来ません。

こういった仕組みで出来ているウェーブスは、短時間で数十万トランザクションを処理できる特徴があり、高い処理能力を持って大規模なエアドロップを実行するために最も適したプラットフォームであるという呼び名が高いのです。
特に、ICO規制が各国で行われるなか、エアドロップは合法的に出来ることより、注目されており処理能力の高いウェーブスを使うことで、益々注目度が高まると同時に利用するクライアントが増える可能性があります。

Waves(ウェーブス)を預けるなら公式ウォレットに

ウェーブスプラットフォームでは、ウォレットの中にDEX（分散型取引所）を備えたWaves Lite Client(ウェイブスライトクライント)があります。

Wavesを預ける場合は、公式のこのウォレットを使うのがオススメです。
ユーザーは、ウォレットをダウンロードするだけで簡単に使用することができ、オリジナルトークンの発行も可能で、法定通貨のドルやユーロと取引することが可能です。

今後、日本円の取り扱いも可能になるような取り組みも進めているとのことです。
分散型取引所は中央集権取引所と違い、取引を管理する運営が存在しません。
個人対個人で取引が行われるため、秘密鍵を完全に自分で持つことができるために、取引におけるハッキングをされる可能性が極めて低いのです。
従って、Wavesを取り扱う場合、公式ウォレットを使うことが安全性において高くなります。

Waves(ウェーブス)はなぜ注目されているのか？

ここでは、ウェーブスが注目されているいくつかの理由について紹介します。
・機能面
・分散型取引所の運営を開始したこと（2017年）
・保有するWavesを貸し出すリースの仕組みを実装したこと
・iOS/Android用のスマホウォレットをリリースしたこと
・スマホウォレット上でのDEX機能を実装したこと
・企業連携等
・マイクロソフトAzureとの連携
・世界4大コンサルティング会社のデロイトトーマツとの連携をはじめたこと

更に、開発進捗はGithub上で確認することが出来ますが、仮想通貨全体でウェーブス開発は上位に来ています。
マーケティング戦略としての機能開発とステークホルダーとの連携等、将来性のあるプラットフォームとして有望視されていることは間違いありません。

発行枚数の限度は約1億WAVES

ウェーブスは、発行枚数が1億Wavesになっています。
ビットコインの発行上限数が2100万枚になっているので、発行枚数を比べると大きな差があります。

発行枚数が多い場合、その通貨の1つあたりの希少性は高くありません。そのメリットとしては、価格の高騰をおさえることができることにあります。
また、取引管理は分散型の取引所であるため、ブロックチェーン上で管理されるため、セキュリティ面においても安心感があります。

Waves(ウェーブス)の将来性は？価格は上がる？

ウェーブスは、時価総額（2018年10月時点）が41位となっていますが、まだまだ上昇刷る可能性を秘めています。

その理由として、いくつかの有望なメリットがあります。
①1分で１Wavesのオリジナルトークンを発行できます。
１Wavesは1000円まで行っていないので、金額的にも個人ユーザーが発行しやすいトークンです。
これは、これまでのトークン発行時に必要な技術的な知識がなくても１Wavesから簡単にトークン発行をできるのです。

②企業が発行刷るポイントが法定通貨やビットコインなどに交換できるようになります。
世界の大手ハンバーガーチェーンであるバーガーキングは、ロシアの店舗にWavesで作成したトークンを使用することを発表しています。
今後、企業が発行刷るポイントの一部がトークンで発行されるようになっていくことが考えられます。

まだまだ開発途中のウェーブスではありますが、今後の開発進捗や参加するユーザーの増加、使用する企業の増加などが加速することで期待のできる仮想通貨プラットフォームであることは間違いないでしょう。

Waves(ウェーブス)を取引所で購入する方法

ウェーブスは日本国内の取引所で購入することは出来ませんが、海外取引所であれば日本に住んでいても誰でも購入することができます。
海外取引所の中でいくつかの取引所で「Waves(ウェーブス)」を購入する事ができますが、一番のオススメは取引手数料が安い「Binance(バイナンス))」です。

Binance(バイナンス)は日本語対応をしていることもあり日本ユーザーも多い！
また、１００種以上のアルトコインを取り扱っており、取引手数料は0.1％で手数料が安いこともあり、日本人には人気の海外取引所です。

いずれの海外取引所でも、最初にアカウント開設をします。
日本の取引所で法定通貨（円）でビットコインを購入し、Wavesが購入できる取引所で開設したアカウントへビットコインを送金します。
その後、ビットコインでWavesを購入します。