リスク（Lisk）の仕組みとは

仮想通貨「リスク」とは、分散型アプリケーションを作成するためのプラットフォームとして人気を博しているアルトコインです。

スマートコントラクトによる自動契約を導入したリスクのブロックチェーンでは、誰でも簡単に新規のアプリケーションを開発することが可能となっています。

その性質から有名通貨「イーサリアム」と比較されることが多く、通貨としてのメリットを認知される機会に恵まれているのも特徴です。

イーサリアムとの比較はリスクの知名度を高めることにつながっているため、将来性にも期待できる通貨となることでしょう。

イーサリアムと似た魅力を持つ一方で、リスクはイーサリアムの弱点を補うようなシステムをいくつも採用しています。

サイドチェーンによるセキュリティ向上と発展性の確保や、Javascriptを使ったハードルの低いアプリケーション作成、そして中央管理者の不在による自由な市場など、イーサリアムにはないメリットがリスクにはたくさんあるのです。

これらの魅力が合わさったことで、リスクは時価総額17位（2018年5月現在）にまで浮上する人気通貨となりました。

その進化はまだ途中の段階であるため、これからにも注目していきたい通貨ですね。

よく間違われますが、リスクの綴りは「Lisk」であって、危険を意味する「Risk」とは違います。

そういった間違いを減らすために、リスクは今後リブランディングによる再出発も計画しているようです。

リブランディングによって名称やアイコンが変われば、さらに価格を高騰させる可能性があります。

投資を検討しているのなら、リスクのリブランディング情報には注目しておきましょう。

リスク（Lisk）の特徴

前述した通り、リスクにはさまざまな特徴が備わっています。

特に「スマートコントラクト」「サイドチェーン」「DpoS」といったシステムは注目すべきもので、リスクのメリットを知るならば確実にチェックしておくべきでしょう。

スマートコントラクトとは、イーサリアムに採用されたことで有名になったブロックチェーンの技術です。

あらかじめ設定された内容を自動で実行するスマートコントラクトは、管理者や仲介者が不在のままあらゆるシステムを稼働させることができます。

具体的には分散型アプリケーション（Dapps）の開発に用いられ、新規事業の展開や技術の発展に貢献していくことになるでしょう。

サイドチェーンとは、メインで利用しているブロックチェーンとは別にいくつかのブロックチェーンを作成し、データの処理やシステムの利用を分散させる技術を意味します。

サイドチェーンのデータは簡単に切り離すことが可能であるため、仮にハッキング等の被害を受けてもメインチェーンに被害が及ぶことはありません。

またサイドチェーンを経由することでブロックの承認時間を簡略化することも可能で、送金スピードのさらなる向上にもつながります。

単一のブロックチェーンで利用されているビットコインなどと差別化できるサイドチェーンの実装は、リスクの将来を大きく変えることになるかもしれませんね。

リスクのコンセンスアルゴリズムには、DpoSが採用されています。

DpoSとは「Delegated Proof of Stake」の略称で、リスクにおけるフォージング（ブロックの承認者）を決めるプロセスのことです。

フォージングはビットコインでいう「マイニング」に当たり、ブロックの承認を実行することでユーザーは報酬を得ることができます。

ビットコインが採用しているPoWとは違い、DpoSはリスクを保有しているユーザーの投票でブロックの承認者が決まるのが特徴。

高級なマイニングマシンや莫大な電力が必要ないため、ブロックチェーンのクリーンな運用が実現するでしょう。

DApps(ダップス)について

リスクをチェックするのなら、関係の深いDappsについてもきちんと学んでおきましょう。

Dappsとは「Decentralized Applications」の略で、分散型のアプリケーションと訳することができます。

ブロックチェーン上で作成されるサービスやシステムのことを指すのが一般的で、その多様性からさまざまな分野での応用に期待されているのです。

Dappsには3つの定義が存在し、以下のポイントをクリアできているものがブロックチェーン上では新規のアプリケーションとして扱われます。

• ・オープンソースであり、中央集権を持たない
• ・流通可能なトークンがあり、サービスの利用にはそのトークンが用いられる
• ・ユーザーやマーケットからの改善要求に応じる

中央で管理する会社や団体が存在しないことから、Dappsには自由な開発スタイルを維持できるなどのメリットがあります。

今後もリスクのプラットフォームでは、新しいDappsが積極的に開発されていくでしょう。

またリスクの開発言語には、プログラミングでポピュラーなJavaScriptが使われています。

既に多くの利用者がいる開発言語を採用することで、Dappsの開発者を増やす狙いがあるのでしょう。

リスク（Lisk）はなぜ注目されているのか？

リスクは仮想通貨のなかでも、近年特に注目されているアルトコインです。

イーサリアムと比較できるポテンシャルと、ビットコインにはないさまざまなサービスなどが、多くの投資家や企業の心を射止めているのでしょう。

チャートの動きもかなり活発で、一時は1LSK=4000円に近い価格をつけています。

きっかけさえあれば、それ以上の価格高騰にも期待できるかもしれません。

そういった期待させるチャートもまた、リスクの魅力を後押ししているのです。

日本国内で最高レベルの取引高を誇るビットフライヤーに上場したことも、リスクの注目度を高めることにつながっています。

国内での流動性が高まることは、価格にも良い影響を与えることになるでしょう。

またリスクは開発に日本人である遠田秀説氏が参加しているため、他の通貨と比べても馴染みやすいという点も評価できます。

開発者も含めて期待したくなるリスクは、今後も高い注目度をキープしていくことでしょう。

リスク（Lisk）が新たに新規発行される仕組み

リスクの通貨であるLSKは、先に紹介したDpoSによるフォージングによって新規発行されます。

現在は新しいブロックの作成ごとに5LSKが発行され、ユーザーの手から市場に流れていく仕組みを取っているのです。

しかしリスクの新規発行枚数は特定の時期に半減期を迎え、1LSKずつ減少していくことが決められています。

4回を予定されている半減期を終えた後は、最大1LSKが新規発行の限界となるようです。

発行限度は決まっていない

リスクは発行限度が決められていないため、理屈の上では無限に通貨を発行し続けることができます。

そのためインフレを心配する声があり、将来は価格が下落すると見通しているユーザーも多いです。

しかしリスクは複数回に分かれた半減期などによって通貨の価格を安定させ、ゆっくりと市場に浸透させる体制を整えています。

安定して供給がなされるのなら、発行限度がないことも将来的にはメリットとなるかもしれません。

今後のリスク（Lisk）はまだまだ儲かる？

ここまでご紹介した通り、リスクには他の通貨を凌駕するさまざまなメリットが搭載されています。

サイドチェーンやスマートコントラクトを採用したブロックチェーンは、仮想通貨業界の将来を変えるきっかけにさえなるでしょう。

ビットコインとイーサリアムという2大通貨と比較されるその可能性は、十分投資対象として認められますね。

一方でビットコインとイーサリアムに近い性質を持つことから、この2つの価格に追従しやすいというデメリットがあるといえるでしょう。

何らかの理由で今後ビットコインとイーサリアムが大きく下落すれば、いっしょにリスクが暴落する可能性もないとは言い切れません。

リスクはビットコインのブロックチェーンを用いた「ビットコイン2.0」の代表的な通貨としても知られているので、場合によってはマイナスに響くこともあり得るでしょう。

しかし現在の価格を見ると、ビットコインとイーサリアムの価格は上昇傾向にあります。

それはつまりリスクの価格にも影響すると思われるので、まだまだ利益を得るチャンスはあるといえるでしょう。

特に今後は、日本国内の仮想通貨取引所への上場が1つのポイントとなります。

ビットフライヤーに上場したときのように、取引所での取り扱いが増えれば、価格も自然と高騰に向かうことでしょう。

これからリスクへの投資を考えているのなら、取引所への新たな上場ニュースは逃さないようにしてくださいね。

リスク（Lisk）の買い方は簡単

リスクは現在、日本の取引所ビットフライヤーで売買可能です。

海外の取引所を使う予定がないのなら、ビットフライヤーへの登録を済ませておきましょう。

ビットフライヤーでは、リスクの他にもさまざまなアルトコインが取り扱われています。

簡単で便利な取引システムやアプリもそろっているので、初心者でも安心して利用できるのではないかと思います。

リスクの最小取引単位は0.00000001 LSKとなっているので、少額の投資も難しくありません。

取引所ヘの登録後、口座の設定と入金を済ませ、アルトコインの販売所から必要な数量を注文するだけでOK。

ビットフライヤーは販売所型式であるため、あらかじめ決められた価格で好きな量を買うことができます。

高度な取引を行う必要はないので、初めてリスクを買う場合はビットフライヤーの利用がおすすめです。