ビットコインを増やす方法

昨年からビットコインに投資する人が急激に増加しました。それをバブルだという人もいますが果たしてそうでしょうか？
ここまでビットコインが人気となったのは、ビットコインが誰でも手軽に始めることができ、しかも24時間365日取引ができるという柔軟さにあるのではないでしょうか。

そんなビットコインに投資をするということは、将来的なリターンに期待しているからだと思います。
まだまだ魅力的な仮想通貨投資。そこで、ビットコインを増やすにはいったいどんな方法があるのか、一挙にご紹介します。

マイニングで増やす

ビットコインを増やす方法のひとつがマイニングです。
マイニングとは、ブロックチェーンの仕組み上必ず必要になるものです。

ビットコインの取引記録はブロック単位にまとめられ、そのブロックとブロックをつなぎ合わせるためにコンピューターを使った膨大な計算が行われ、ひとつの答えを出します。
それによってブロック同士がつながるという仕組みなのですが、この膨大な計算を行うことをマイニングと言います。そして、マイニングをする人はマイナーと呼ばれ、日々生まれる取引記録のブロックとブロックをつなげる計算を世界中の不特定多数のマイナーが行っています。
なぜ世界中で大勢がマイニングをするかというと、最初に答えを見つけたマイナーにはインセンティブが支払われる仕組みになっているからです。
現在では、マイニングの報酬として12.5BTC(日本円で約1250万円*)が支払われることになっています。

計算はコンピューターが勝手にしてくれるので、ほっといても稼げるように思いますが、実際には、処理能力が高いコンピュータを使わなければ一番に答えを見つけることは難しく、さらに、膨大な電力を消費しなければならず、処理に使うコンピュータとその電力を賄うための費用がかなりかかってしまうのが事実です。
したがって、マイニングでビットコインを増やすというのはあまり現実的ではないといえます。
※記事執筆時点のレート

トレードで増やす

ビットコインを増やす最も最善の方法はトレードかもしれません。
ビットコインは常に価格が変動しているので、株取引と同じように、安く買って高く売るというやり方ができます。
ではどうすれば買い時(安いとき)と売り時(高いとき)を見定めればよいのでしょうか？
もちろん株と同じように必ず儲かる方法はありませんが、ビットコイン以外のアルトコインにも目を向けると、さらに大きく増やすことも可能になります。

実際に、昨年ビットコインが20倍だったのに対し、アルトコインは100倍以上が当たり前のような状態でした。
それは、アルトコインはそれぞれに将来性の高い技術が使われており、その技術が今後銀行の決済に有効だというニュースが流れれば、その通貨をほしがる人が増える、つまり買う人が増えます。しかもそれが株式のように厳格に規制された中での取引ではないため、騰がるときは一気に騰がるという特徴があります。

このように、それぞれの通貨の技術面や活用のされ方を確認しながら、既存の仕組みに対して将来大きな変化をもたらす可能性を考えながら投資することが、チャンスをつかむコツになります。
仮想通貨のイベントも、価格の変動に大きく影響を及ぼします。イベントの内容によっては、特定のアルトコインが急騰することがあるので、どんなイベントがいつ行われるのかを把握することも重要です。

また、Zaifが提供している、コイン積立もビットコインを増やす方法として注目です。
これは、投資信託のように、毎月一定の日本円分のビットコインを購入するという、ドルコスト平均法を使った投資方法です。
安いときには多く購入でき、高いときには少なく購入できるという点がメリットです。
できるだけリスクを減らして投資したいという場合におすすめです。

アービトラージで増やす

アービトラージとは日本語で裁定取引といい、同じ価値のものの一時的な価値の歪みを狙った投資方法です。

仮想通貨の世界では、主に取引所間の価格差を狙ったアービトラージが行われます。
例えば、取引所AとBでビットコインを扱っているとします。一時的に、取引所Aの価格が1BTC50万円、Bの価格が1BTC49万円になったとします。
そうすると、取引所Bの価格のほうが安いので、Bで49万円でビットコインを購入し、すぐにAで50万円で売却すれば価格差1万円が利益になるというものです。

アービトラージはほぼリスクがなく、利ザヤは多くありませんが、何度も繰り返すことで、大きな利益をあげることが可能です。
ただし、あまりに価格差が少ないと、送金手数料でマイナスになる場合があるため、利益が見込める価格差が生じた時にしかできません。
また、２つの取引所で瞬時に売り買いをしなければ、価格の変動で利益が得られない可能性があるため、それぞれの取引所に資金を預けておく必要があります。

買い物で増やす

ビットコインは買い物でも増やすことができます。
提携しているショッピングサイトの商品を、ポイントサイトを経由して購入することで、ポイントがもらえるようにキャッシュバック分のビットコインがもらえるといった仕組みです。

このサービスはbitFlyer（ビットフライヤー）が行っており、ビットコインを買わずしてビットコインを増やすことができます。
bitFlyer（ビットフライヤー）は様々な企業や店舗と提携しており、これらのサービスの予約やアンケートの記入などをbitFlyer（ビットフライヤー）経由で行えば、お小遣い稼ぎのように簡単にビットコインを増やせます。
こちらの方法もリスクは全くないので、手軽に誰でも始めることができます。

預けて(貸して)増やす

ビットコインを預けて増やす方法もあります。

レンディングと呼ばれるサービスで、保有している仮想通貨を取引所に預け、貸し出した仮想通貨の数量に応じた金利を受け取れるというサービスです。
日本国内の取引所では、GMOコインのみが提供しているサービスとなります。
ただし、貸し出している間は、その分の仮想通貨を動かすことはできません。GMOコインでは年利5%の利息となっています。
仮想通貨の資産運用という形で増やすタイプであるといえます。

ビットコイン払いで増やす

ビットコインで支払いができる店舗が昨年から増加しています。
昨年4月に、ビッグカメラがビットコイン決済を導入したことで、一般の人々に仮想通貨が一気に浸透しました。
これに続いて、百貨店の丸井や、ソフマップ、コジマ電気なども相次いでビットコイン決済を導入しております。

ビットコイン払いにおけるお店側にメリットとしては、

• １．決済手段の選択肢を増やすことで、購買意欲の高い顧客を逃さない
  ビットコインは世界共通の通貨ですので、支払いに対応していれば支払いの選択肢が増えます。
• ２．決済手数料が安い
  クレジットカードの場合、お店側は2～3%の手数料をクレジット会社へ支払いますが、ビットコイン決済なら0.1%程度と格段に安いです。
• ３．支払いサイクルが短い
  これもクレジットカードの場合、支払いの翌月や翌々月に請求が来ますが、ビットコインなら早ければ10分で送金が完了します。

といったメリットがあります。
また、お給料がビットコインで支払われるアイドルグループなども登場し、いよいよ給料の支払いまでビットコインが使われる時代になりました。
ちなみに海外ではビットコイン支払いを始めている企業が数年前から登場しており、格安航空チケットサイトのExpediaなども導入しています。
ビットコインはそもそも通貨としての役割を持つため、決済の手段として今後もたくさんの店舗や企業が導入する可能性が高いといえます。

トレードでビットコインを増やすなら分析が重要

ビットコインをトレードで増やしたいと思ったら、やみくもに行っていては損する可能性が高くなります。
しっかりと相場を分析し、テクニカルとファンダメンタルズを使い分けながらトレードを行っていきましょう。

ファンダメンタルズ分析

仮想通貨のファンダメンタルズは、株式とは似ているようで少し異なるといえます。
仮想通貨は、将来性が期待できるかどうかという点が重要になってきます。

例えば、ある巨大企業が仮想通貨を導入することを検討中などというニュースがあれば、その通貨は大幅に価格が上昇する可能性があります。
その理由は、その通貨が巨大企業に使われることになれば、その通貨の技術が世の中に認められたという証明にもなり、使われる機会も今後ぐっと増えることも期待できます。そうなれば、通貨の希少性も上がり、買いたいと思う人が殺到することになるからです。
また、仮想通貨はしばしば分裂することがあります。
これは、従来の仮想通貨の仕組みを変える必要があるかどうか開発者同士で議論した結果、このままでいいという派と、変えるべきだという派に分かれ、別の新しい通貨が誕生する場合があるためです。
仮想通貨が分裂することをハードフォークといいます。

テクニカル分析

テクニカル分析は、株式と同じようにチャートを見て判断する指標です。
しかし、こちらも株式と似ているところもありますが、買われすぎ、売られすぎの判断が株式とは異なるため、仮想通貨独特の値動きをとらえる必要があります。
そのひとつに、仮想通貨の値動きは±10%や±20%がひとつの目安となります。
このラインを意識した動きがこれまでにも頻繁にあり、心理的な節目として一つの目安にするといいでしょう。

また、仮想通貨は世界中で売買されており、その中でも多くの割合を占める通貨の動向が、指標として用いるとよい場合があります。
アメリカドルや日本円、昨年だと韓国ウォンなどが割合が多い通貨になりますので、節目の価格(例えばアメリカドルで10000ドル)が上値抵抗線だったり下値サポート線になりうることがあります。これらはそのときの世界の動向を見ながら、都度判断する必要があります。
基本的に仮想通貨は、買われすぎや売られすぎの判断を株式の感覚で行ってしまうと、思った以上に上がったり下がったりという場面に出くわすことが多々あるため、仮想通貨はボラティリティが高い性質があるものと思ってトレードに臨んだほうがよいでしょう。

まとめ

ビットコインを増やす方法をいくつかご紹介しました。

リスクとリターンのトレードオフになりますが、買い物でビットコインを増やす方法がリスクがなく、一番おすすめの方法といえます。
特にbitFlyer（ビットフライヤー）の提携先からの購入が、変える商品の種類が比較的多く、今後も携帯先が増える可能性も高いのでおすすめです。
そして、より多くのリターンを得たいのであれば、やはりトレードになります。

短期、中期、長期などのスタンスを明確にしたうえで、それぞれのスタンスに合った分析を行うことが大切です。
仮想通貨でのファンダメンタルズ分析は仮想通貨のイベントの時期や関連する通貨は把握するという方法がもっともリターンを得られる確率が高いといえます。
とはいえ、チャート分析がもっとも重要であり、心理的な節目を意識しつつ、日々発信される情報を注意深くチェックしていくことがベストです。