仮想通貨の時価総額は、その通貨の将来を予想するうえで非常に重要なデータとなります。投資予定の通貨や気になる通貨があるのなら、ぜひ時価総額をチェックしてその未来を考えてみましょう。

こちらでは現在の時価総額ランキングと計算方法、その他注目すべき仮想通貨について記載しています。仮想通貨の時価総額に興味があるのなら、こちらでその基本と現在の状況を確認してみてはいかがでしょうか？

仮想通貨の時価総額について

仮想通貨の時価総額とはその通貨の流動性や価値の高さを図る指標として用いられる数値です。一般的には仮想通貨の「人気ランキング」のように捉えられることが多く、現在のトレンドを把握するために利用されています。

現在は多くのWEBサイトが時価総額の順位をリアルタイムで表示しているため、誰でも簡単に通貨の詳細を確認することができるでしょう。

時価総額を見ればその通貨の上昇率や勢いはすぐに把握できるので、時間を作ってこまめにチェックすることをおすすめします。

仮想通貨に詳しくない人も、時価総額を見ることで少しずつ通貨全体の様子が見えてくることでしょう。それは高度な売買や有意義な投資に繋がるため、初心者も積極的に時価総額を確認してみてください。

通貨の立場で見ても時価総額の上位に食い込むことはアルトコインにとっての名誉でもあり、その実力と信頼性を示す1つの手段たと言えます。

そのため新規のアルトコインへの投資を考える場合は、特に時価総額には注目しておくべきだと言えるでしょう。

その他にも時価総額から読み取れる情報はたくさんあり、慣れてくればその後のチャートの予想にも応用できるようになります。仮想通貨に興味があるのなら時価総額の基礎知識はしっかりと理解しておきましょう。

RealCoinCap(時価総額計算方法)とは？

時価総額の計算方法は非常に簡単で「通貨の発行量×市場価格」で導き出すことができます。仮想通貨ごとに発行量や価格は変わってくるため、それぞれを掛け合わせることで通貨本来の価値を見出すことができるのです。

ビットコインもその他のアルトコインも計算方法は変わらず、通貨の発行量×市場価格で結果を出す事ができます。

例えばビットコインなら、2018年5月現在1BTC＝約100万円となっていて、通貨の発行枚数は約1,700万枚となっていることが確認可能です。

発行量×市場価格に当てはめると、ビットコインの時価総額は約17兆円であることが分かるでしょう。同じくイーサリアムは1ETH＝約8万円で、発行枚数は約1億枚となっており、計算すると時価総額は約8兆円です。

ビットコインとイーサリアムの価格には10倍以上の差がありますが、発行量を考慮した時価総額だと2倍程度の差に縮まっています。時価総額はこの様に、通貨同士の差を明確にするのに役立つでしょう。

仮想通貨にとっては価格ばかりではなく、その発行量も重要な資産となることが分かりますね。そのため価格は安くとも、圧倒的な流通量を持つリップルのような通貨が時価総額を高めているのです。

時価総額を知ると発行枚数を含めた仮想通貨本来の価値が分かるようになるので、より利益を狙った投資ができるようになるかもしれませんね。

この様に仮想通貨の時価総額は非常に簡単な数式によって出来上がっているので、新規上場したばかりの通貨もすぐに時価総額をチェックすることが可能です。

また時価総額と価格から市場に発行されている枚数を導き出すと言ったこともできます。通貨が実際にどれくらい発行されているのか知りたいときも、時価総額の計算方法を用いてみると良いでしょう。

ビットコインはずば抜けて時価総額が高い！

時価総額のランキングを見てみると分かりますが、数多の仮想通貨の中でもビットコインの時価総額は圧倒的となっています。

その価格はもちろん既に多くの通貨が発行済みであるという点が、これほどの時価総額を作り上げているのでしょう。2位との差は歴然であるため、しばらくはビットコインが時価総額のトップを走り続けることが予想できます。

時価総額1位と言う記録は新規で仮想通貨に投資するユーザーや、新事業に取り入れるブロックチェーン技術を探している企業の目に止まりやすくなるでしょう。

そのためビットコインの時価総額は、ますます他の通貨との差を広げていくかもしれませんね。しかし時価総額2位以降の通貨も注目であることは間違いないでしょう。

ビットコインに続いてずっと2位をキープしているイーサリアムは、新規のアルトコインを作成するブロックチェーンなどが話題となっているので、今後も時価総額を更新していく可能性が高いです。

また2017年に価格が暴騰し、一気に3位にまで上り詰めたリップルも今後の時価総額が楽しみな仮想通貨の1つです。

もし仮にビットコインに何らかの問題が起き、2位以降と時価総額が入れ替わるようなことがあれば、仮想通貨史に残る大事件となる事でしょう。

一方で注意しておきたいのが、時価総額だけで仮想通貨の全てを計ることはできないという点です。時価総額は一目で仮想通貨の価値を理解するのには優秀なシステムですが、その将来性や可能性をチェックするのは不向きです。

本格的に仮想通貨の将来性を知るためには、その通貨が持つ特徴や利点を様々なアングルから確認することを忘れないでください。

例えば通貨のホワイトペーパーをチェックしたり、実際にその通貨を採用している企業者サービスを調べてみたりといった作業は、仮想通貨の持つ本来の実力を知ることに繋がります。

それらと合わせて時価総額を把握すれば自信をもって仮想通への投資を行うことができるでしょう。時価総額のデータを活かすためにも、是非その通貨の特徴や実用性はチェックするようにしてください。

仮想通貨の時価総額の未来は？

仮想通貨の時価総額は基本的には今後も上昇傾向が続くと思われます。近年は中国による規制やコインチェックの流出騒動があり、仮想通貨の価値が揺らぐような事件がたくさん起こりました。

当然一時は仮想通貨全体の価格が落ちましたが、2018年5月現在その傾向は弱まり、再び上昇の兆しを見せているのです。

困難を乗り越えた仮想通貨は、2018年以降本格的にその価値を高めていくかもしれませんね。特に注目したいのが、4位以下の順位。目まぐるしく変わることが予想されるため、是非こまめにチェックしていくことをオススメします。

ライトニングネットワークの搭載を控えたライトコイン、イーサリアムに代わるポテンシャルを見せているイオス、様々なアルトコインに影響を与えているネオなどが今後の台風の目となるかもしれません。

またビットコインから分裂した通貨の行方にも今後は注目していくべきでしょう。ビットコインキャッシュは2018年5月現在時価総額4位をキープしていて、その後の上昇にも期待されています。

他にもビットコインゴールドやビットコインダイヤモンド、ビットコインプライベートと言った派生通貨たちが、これから更なる工場を目指しているようです。

ビットコインと関連するこれらの通貨は、特別にチェックしてみても良いかもしれませんね。この機に時価総額を把握する習慣を身に着けて、これからの仮想通貨業界の成長をその目で確認していきましょう。