仮想通貨投資に興味があるものの、トレードをどのように行えばいいのかわからない方や、普段忙しくて投資に割く時間がない方、投資はしてみたいけど大きな損失を出したくないなど、様々な理由で結局仮想通貨への投資を断念している方も多いと思います。
また、仮想通貨の将来性に期待しており、今のうちに毎月コツコツ仮想通貨を買っておきたいと考えている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか？
そんな方にお勧めしたい「Zaif積立」という仮想通貨投資サービスについて、今回は紹介していきたいと思います。

Zaif積立とは？

「Zaif積立」は、毎月一定金額分の資金を銀行口座から引き落として仮想通貨を買い付けていくサービスです。

国内の大手仮想通貨取引所「Zaif」が提供しているサービスです。
Zaif積立は、いったん引き落とし金額と銀行口座の登録をしてしまえば取引所へのログインすらすることなく毎月仮想通貨を一定金額分買い付けることができますので、投資に対する手間がほとんどかかりません。
小額から仮想通貨に投資できたり、定期預金感覚で仮想通貨を積み立てたりすることができるので、いま人気のあるサービスとなっています。

こんな人に合っているZaif積立！

「Zaif積立」は、「仮想通貨に投資をしたいけど時間がない」という方に合っているサービスだと言えます。
通常であれば、仮想通貨に投資をする際に「いくらになったら」とか「チャートがどういう形になったら」など、様々な要因から「今が買いだ」という投資判断をしてからトレードを行います。そのため、毎日相場とにらめっこしている時間がない方には、このような仮想通貨トレードを行うのは難しいと思います。
また、仮想通貨を買うまでにも「取引所への入金」をして「取引所にログイン」して「タイミングを見て買い注文を出す」という風に、様々なプロセスを踏む必要があります。

しかしZaif積立であれば、「毎月いくら分を銀行口座から引き落として仮想通貨を積み立てる」という設定をしてしまえば、あとの取引は全てZaifが行ってくれます。
そのため、仮想通貨に興味はあるものの時間がない方にはかなりおススメできるサービスとなっています。
また、Zaif積立は仮想通貨のデイトレードのようにハイリスクハイリターンな投資法ではなく、「ドルコスト平均法」という堅実な投資方法を採用しているので「投資経験が全くない」という方や「現金以外の資産も蓄えてみたい」という方にも、Zaif積立はおススメすることができます。

積立の仕組み！ドルコスト平均法とは

Zaif積立は、一定期間に一定金額分の仮想通貨を買い付け続ける「ドルコスト平均法」という投資法を採用しています。
ドルコスト平均法は、相場が上がっても下がっても一定金額を買い付ける方法ですので、仮想通貨が高い時は少なめに、仮想通貨が安い時は多めに仮想通貨を買い付けることができるというメリットがあります。

通常、ビットコインなどの仮想通貨に投資をする際には「１BTCが〇〇円になったら●●ビットコインを買おう」という風に、「●●ビットコイン分買う」という「定量買い付け」という方法で投資を行います。
これに対し、「ドルコスト平均法」は「定期的に〇〇円分ビットコインを買う」という投資法なのですが、実は長期的にみるとドルコスト平均法の方が定量買い付けよりもお得になる場合が多いのです。

下の図は、「毎月100万円分の定額引き落としでドルコスト平均法」を利用してビットコインを買い続けた場合と「毎月1ビットコイン分の定量買い付け」でビットコインを買い続けた場合の比較表です。

最終的に、ドルコスト平均法で買い付けたほうがビットコインを安く買い付けることができていることがざっくりと分かるかと思います。
以上により、ドルコスト平均法はローリスクではありますが、長期的に考えれば非常に有利な投資法だと言えます。

ちなみに、車を走らせるのに欠かせない「ガソリン」についても、仮想通貨や株と同じように価格が上がったり下がったりするので、ドルコスト平均法を利用して給油したほうがお得です。
「10日に1回ガソリンを満タンまで入れる」よりも「10日に1回ガソリンを5000円分いれる」ほうが長期的に考えると節約できることになります。

ドルコスト平均法で損する場合はあるの？

相場が上昇したり下落したりを繰り返す場合、ドルコスト平均法の方が定量買い付けよりお得になりますが、「相場が延々と上昇し続けた」時だけは、ドルコスト平均法のほうが定量買い付けよりも損になってしまいます。
しかし、歴史上では「延々と上昇し続けている相場」というものは今のところ実現していないので、長期的な仮想通貨投資を考えている場合はドルコスト平均法の方が有利であることに変わりはありません。

Zaif積立ができるコインの種類

Zaif積立で毎月定期積立ができる仮想通貨は「ビットコイン」「イーサリアム」「ネム」「モナコイン」の4種類となっています。

今後取引所で取り扱う仮想通貨が増えていけば、さらに様々な積立対象の仮想通貨が増えていくことが考えられます。

Zaif積立はいくらから出来るのか？

Zaif積立は月々1000円の引き落としから利用することができます。また、最大で毎月100万円の積立契約まで締結することができます。

Zaif積立には毎月の積立に手数料がかかるのですが、引き落とし金額によって手数料率が異なってきます。
月々2000円までの積立であれば1律100円、3000円～9000円までは引き落とし金額の3.5％、5万円以上になると1.5％という風に会談方式で手数料率が割安になっていきます。

手数料は引き落としの際にのみ差し引かれるので、例えば「毎月1万円をビットコインに投資する」という内容でZaif積立を契約した場合は、「1万円＋250円（手数料2.5%）＝10250円」が銀行口座から引き落とされて、1万円分のビットコインを買い付けることができます。

また、引き落とし先の銀行口座としては「りそな銀行」や「三菱UFJ銀行」などの都市銀行はもちろんのこと、「楽天銀行」や「セブン銀行」などのネット銀行、さらに「北海道銀行」や「琉球銀行」などの地方銀行も対象金融機関として利用できます。

Zaif積立の登録方法、始め方

Zaif積立の登録方法について、説明していきたいと思います。

Zaif積立を利用するにはZaifの口座開設が必須です。まだ口座開設を行っていない方は先に口座開設を行っておきましょう。

Zaif（ザイフ）の登録・口座開設方法

口座開設済みの方はまず、Zaifにアクセスしてログインをしましょう。

次にページ中程にいくと上記画像の様に「Zaifコイン積立」詳細ページに移動するボタンがあるので、クリックしてください。

詳細ページに移動すると「コイン積立を始める」ボタンをクリックしましょう。

すると、Zaif積立の口座振替申し込み画面へ移動しますので、振込先銀行の名義と自分の生年月日を入力しましょう。

入力が正しく完了すると、上記画像のような画面が出てきます。「ネット口座振替サービスサイトへ」をクリックして引き落とし先の銀行口座選択画面に移動します。

引き落とし先の銀行口座を選択します。
提携可能な銀行の一覧が出てきますので、指定したい銀行を選択して、支店名や口座番号などの必要情報を入力。

銀行情報の入力が完了すると、上記画像のような画面が出てきます。

これでZaif積立の引き落とし口座登録は完了です。
そのまま「コイン積立の設定へ」をクリックしましょう。

Zaif積立コインの金額設定

続いて、「月々いくらを」「どの仮想通貨に投資するか」という購入金額の設定画面が出てきますので、それぞれ設定していきます。

また、「引き落とし金額の合計」と「手数料はいくらかかるか」については、自動計算がされ上記画像のように表示がされます。

それぞれ希望金額の入力が終わったら「設定変更を保存する」をクリックして、引き落とし設定は終了です！
「お引き落とし予定日」に、銀行からの引き落としが開始されます。

Zaif積立の引き落としタイミングについて

Zaif積立のスケジュールは以下の通りとなっています。

積立のお金が銀行から引き落としされるタイミングは毎月27日です。
27日に引き落とされたお金を使って、翌月の10日～翌々月の9日まで日ごとに自動的に買い付けが行われます。
5月27日に引き落とされたお金を使って、6月10日～7月9日まで毎日一定金額の仮想通貨の買い付けが行われるというスケジュールになっています。
また、5月27日の引き落とし額を変更したい場合は、5月8日～10日ごろまでに金額の変更を行う必要があります。

Zaifで積立てた仮想通貨の購入履歴はここで確認

積立てた履歴は、「Zaifコイン積立」のページにある「積立履歴の確認」にて確認することができます。

上記画像のような画面が出てきて、「何月何日に何円でどのくらいの仮想通貨を買うことができたか」が一目で確認できます。

Zaif積立の税金について

Zaif積立を利用して仮想通貨を買い付けるだけであれば、税金は特にかかりません。

しかし、積み立てた仮想通貨を売却した際に利益が出ている場合は税金が発生するので、確定申告を行う必要があります。

例えば毎月1万円ずつを10か月間積み立てた仮想通貨の評価額合計が12万円になったとします。
つまり、預かりをすべて売却すると12万円－10万円＝2万円の利益が出たことになります。（手数料は考慮していません）
この場合、2万円に対して税金がかかってしまいます。
なお、会社に属している給与所得者は給与以外の雑所得（仮想通貨の利益など）を含む所得が20万円以下であれば確定申告は不要なので、税金を支払う義務はありません。

税率は仮想通貨収入や所得によって異なりますので、詳しくは【簡単！仮想通貨で得た利益の税金計算方法と確定申告について】にて紹介します。

Zaif積立の出金方法

Zaif積立で保有している仮想通貨は、好きなタイミングで売却することができます。
仮想通貨を売却すれば、すぐに出金操作を行うことが可能。

出金操作は、「アカウント」をクリック後の「日本円入出金」をクリックして、出金金額を入力して申請をクリックするだけで完了します。
11時までに操作をすれば当日中の振り込みが可能です。

Zaif積立のまとめ

以上がZaif積立のサービスについての紹介と、登録方法の説明となります。
Zaif積立はドルコスト平均法を利用してリスクを少なく堅実に仮想通貨に投資することができるサービスだということは分かっていただけたと思います。
ただ、Zaif積立の投資法であるドルコスト平均法には1つだけデメリットがあります。
それは「大きなリターンを期待することができない」ということです。

たまにTwitterなどで見かける「仮想通貨に投資したら1週間で100万円が1億円になった」といったことは、Zaif積立で実現するのは相当難しいです。
しかし、そういったハイリターン投資は必ず大きなリスクがついています。そのようなハイリスクな暗号通貨トレードをしている人達は、どちらかといえば「100万円を3日で失った」という風に大損をしている方の割合が多いのではないでしょうか。
これに対し、Zaif積立は大きな利益は期待できませんが、「将来性が大いに期待できる仮想通貨をお得に定期的に買っていきたい」という方にとってはかなり手軽なサービスだと言えます。

仮想通貨に投資してみたいけど時間がないという方は、Zaif積立を検討してみてはいかがでしょうか。