仮想通貨の値動きが芳しくない2019年ですが、ブロックチェーン技術は着実に私たちの生活でも利用されつつあります。
今回は、私たちにとって最も大切なものの1つである「健康」を促進するアプリとして、歩くだけでトークンをもらうことができる「FiFiC（フィフィック）」を紹介したいと思います。

FiFiC（フィフィック）β版の特徴・仮想通貨との関連性

FiFiC（フィフィック）は、歩くだけで仮想通貨がもらえる健康促進アプリです。

歩くことでモンスターをゲットできたり、各スポットのジムでトレーナーと戦えたりする人気アプリ「ポケモンGO」と同様のアプリです。
ポケモンGOとの相違点は、FiFiCでは1日の目標歩数(8000歩)を歩くことにより、加盟店で使えるコインをもらうことができることです。

また、あらかじめ決められたトークンスポットへ行くことによっても、コインをゲットすることができます。
FiFiCの開発会社は「株式会社Opening Line」で、開発者はツイッターアカウント名「shohei@FiFiC作った人（@hobbydevelop）」という方です。
https://twitter.com/hobbydevelop/status/1084253218295537664

現在はベータ版がリリースされており、iPhoneとandroidでの利用ができます。
FiFiCは健康促進アプリとしてだけではなく、地域活性アプリとしての側面もあり、2019年2月には宮古島冬まつりとのコラボを行っていたりしています。

NEM（ネム）ブロックチェーン×健康促進の画期的なアプリ

FiFiCで獲得できるトークンは「仮想通貨NEM」と「FiFiCコイン」と、宮古島の地域通貨「マリンコイン」の3種類です。

これら「FiFiCコイン」と「マリンコイン」には、「仮想通貨NEM」のブロックチェーン技術が利用されています。
FiFiCで発行されているコインに、仮想通貨NEMの技術が利用されるメリットとしてはどのようなものが考えられるでしょうか。
NEMには、個人でも独自のトークンやコインを発行できる「ネームスペース・モザイク」という技術があります。

「ネームスペース・モザイク」とは、NEMのブロックチェーンを利用することにより、「ネームスペース」と呼ばれるインターネットで言う「レンタルドメイン」をネムから借りることにより、ネームスペース上で「モザイク」を発行できる技術です。このモザイクが、トークンだったりコインだったりする部分で、FiFiCで取得できるFiFiCコインやマリンコインも、モザイクの技術を利用して発行されています。

NEMブロックチェーンを利用するメリットとしては、このネームスペースとモザイク技術を用いることにより、比較的簡単にトークンを作ることができることです。
そのため、トークン自体の開発技術は必要ありませんし、開発費用はほとんどかかりません。費用としては、NEMからネームスペースとモザイクをレンタルする費用（ネームスペースは年間100NEM、モザイクは年間10NEM）だけの負担で済みます。

2019年2月現在のNEMの価格が1NME=4円程度なので、年間4000円前後で自分だけの仮想通貨を発行できるのです。
NEMのブロックチェーンを使うことにより、FiFiCは安価で簡単にコインを発行することができて、トークンを管理する費用や難しい技術が必要なくなるので、その他のサービスやアプリ環境の整備に力を入れることができるというメリットがあります。

また、FiFiCアプリを使うことにより得られる最も大きなメリットは「健康面」にあると言えるでしょう。
公益財団法人の「長寿科学振興財団」によると、20歳～64歳までの成人が長生きをするためには、1日8500歩～9000歩を歩く必要があるとの研究結果が出ています、
1日8000歩以上を歩くことにより、「高血圧」「糖尿病」「うつ病」などを防止できるとも発表しています。

FiFiCでは、1日8000歩を歩くことが、コインをもらうための条件の一つとなっています。
コインももらえて将来起こりうる病気のリスクも減らすこともできるのであれば、無料で歩くよりも、FiFiCをインストールして歩いたほうが断然お得ですよね。

加盟店でコイン（トークン）が使える！

現在、FiFiCでは「FiFiCコイン」と「マリンコイン」をもらうことができ、その両方ともFiFiCの加盟店で使うことができます。
店舗にもよりますが、1fific＝10円程度のレートで利用することができます。

上の画像は、実際にFiFiCの「サービス」で掲載されているクーポンの1つです。

ほかにも、うちわ1つと1fificコインが交換できるなど、様々なサービスや商品と交換することができます。
また、FiFiCアプリを持って宮古島のスポットにアクセスしたり1日8000歩以上歩くことによりもらうことができる「宮古島マリンコイン」は、2019年2月10日に宮古島で開催される「宮古島冬まつり」の屋台で利用できたり、宮古島各地にある加盟店で利用できたりします。
https://twitter.com/NEM_Japan/status/1083627067126833152
（NEMアカウントの宮古島冬まつりツイート）
更に、FiFiCコインは仮想通貨NEMと交換することもできます。

FiFiC（フィフィック）の始め方・ダウンロード方法

ここからは、実際にFiFiCをダウンロードする方法や使い方などを紹介します。
2019年2月現在、FiFiCは「iPhone」と「Android」で利用ができます。iPadは、現在開発中とのことです。

今回はAndroidでの使い方を、画像付きで紹介していきます。
まず、グーグルプレイのアプリを開いて、「FiFiC」で検索して、FiFiCをインストールします。

インストールをすると、ホーム画面に下のようなFiFiCのアイコンが追加されますので、アプリを開きましょう。

ログイン画面が出て聞きます。
TwitterアカウントやFacebookのアカウントを開設していて、スマホにインストールされている方は、「Twitterでログイン」か「Facebookでログイン」を選択すれば、それぞれのSNSと自動連係がされます。
両方とも持っていない方は携帯番号でログインを選択しましょう。

次に、位置情報へのアクセス許可のメッセージがポップするので、「許可」を選択します。
これで初期ログイン・初期設定は完了です。

各画面へは、下のメニューバーのアイコンを選択すれば進むことができます。

ホーム画面では、現在の歩数や、保有しているコイン、コインの送金やNEMとの交換などができます。

なお、2019年2月11日現在は、アプリ改善のため一時的にコインの配布を停止しているようです。

また、「さがす」のメニューでは、FiFiCコインやマリンコインを利用できる加盟店やサービスを探すことができます。

FiFiC（フィフィック）の評判・口コミ

FiFiCの評判について、ツイッターで検索をしてみました。
コインを集めるためだけではなく、毎日8000歩以上歩いて健康的な生活を継続することを目的にFiFiCを利用している方も少なくないです。

ジョギングでコインゲット♪
0.1xemも貰えました♪#fific #nem pic.twitter.com/wTCNAu7lRb

— ちょっちょりーの (@463563homebase) 2019年2月8日

ギリ8000歩いかなかったけど、トイレ行ったりしてたら到達した（笑）
NEMゲットー！#nem #XEM #ネム #仮想通貨 #FiFiC pic.twitter.com/B2kJiqbD96

— KATAKUNA@不動産/金融系ライター (@provrect) 2019年2月5日

今日は休みだったので地元の神社へ参拝。
その後、郵便局へCool X Wallet を受け取りに行ったら、目標歩数達成してた(^_^)v#FiFiC pic.twitter.com/LAw690Aqoe

— みっつー32 (@pochipochi32) 2019年2月10日

端末起因の問題が色々あってようやく初のFiFiC8000歩達成＼(^o^)／
フィットネス✕NEMの新しい価値に感動しています^_^
まずはモザイクmiyakojima:marineと手数料的なnem:xemをゲット！
明日以降も毎日獲得目差して頑張って歩きます^_^ pic.twitter.com/8x3ABc7B4B

— サラリーマン投資家 (@salaryman_tousi) 2019年2月9日

FiFiCをかなり長く続けて、結構多くのFiFiCコインを集めている方も多くいらっしゃるようですね。

#FiFiC の交換サービス、明日からチャージ無料に加えてクラフトビール無料も加えます（併用はできません）。ビールは600円のところ、現在は60FiFiCとの交換です。#cointhereal pic.twitter.com/omshH6cVRW

— こめふく@Coin the Real (@CoinMediaFuku) 2019年2月1日

加盟店のツイッターアカウントでは、定期的にFiFiCを使えるサービスについてツイートをしているようです。

FiFiCのNEM配布ルールを考えてて、某アプリと似た感じになりそうですが5日間8000歩達成した人へ手数料分のXEMを配布しようかと思ってますー！

— shohei@FiFiC作った人 (@hobbydevelop) 2019年2月8日

なお、FiFiCを開発した方のアカウントでも、最新のリリース情報が確認できます。

FiFiC（フィフィック）のまとめ

以上、歩くことで仮想通貨がもらえる健康アプリ「FiFiC」の紹介でした。

FiFiCの魅力と使い方、そして仮想通貨NEMに使われているブロックチェーン技術である「ネームスペース」と「モザイク」について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
また、FiFiCでは1日に8000歩歩くことによりコインがもらえることと、成人の方が1日8000歩を歩くことにより避けられる病気のリスクについても知っていただけたかと思います。

FiFiCは、現在AndroidとiPhoneで利用することができます。
皆様もこの記事をきっかけに、FiFiCをインストールして健康な生活習慣と、FiFiCの加盟店で使えるFiFiCコインや仮想通貨NEMを獲得してみてはいかがでしょうか。