仮想通貨取引を行う場合に、一番不安になるのは、取引所に置いてある仮想通貨ではないでしょうか。

取引所に保管していてハッキングされて取引が出来なくなる、なんという事は実際に起こりうる話で、コインチェック（coincheck）がハッキングされて500億円近い仮想通貨が流出したのは、記憶に新しいのでは無いかと思います。

すぐに取引をしてしまうつもりの仮想通貨なら、実際問題としてハッキングされるリスクは減るのではないかと思います。取引所に置いておく期間がながければ長いほどハッキングに晒されるリスクが高くなるのです。

長期保管（ガチホ）する予定の仮想通貨や、値崩れして塩漬けになってしまっている仮想通貨は売り時を逃してしまうと、長期保管をしなくてはなりません。そんな時に便利なのが、トレザー（TREZOR）を初めとする「ハードウェアウォレット」なのです。

動画でも簡単に解説していますが、詳しい解説は下記をどうぞ！

ハードウェアウォレットとは？

仮想通貨を保管する「ウォレット」には種類が複数あります。

• ソフトウェアウォレット（WEBウォレット）

• ペーパーウォレット

• ハードウェアウォレット

大きく分けるとこの3つが主になるかと思います。

簡単に説明をすると、WEBウォレットは取引所などにあるのでわかる方も多いかもしれませんが、仮想通貨の移動が早く外部との接続が多く、取引所もセキュリティを強化していますが、長期的に考えるのなら自分で管理をする事を考えたほうがいいでしょう。

次にペーパーウォレットは、「ビットコインアドレス」と「秘密鍵」を紙に印刷して保管をするウォレットという少しアナログですが、外部から干渉のしようが無い保管方法です。

ハードウェアウォレットもペーパウォレットと同じで、秘密鍵とBitcoinアドレスを完全にネット上から切り離して保管します。こちらは、紙ではなく、レジャーナノであったり、今から紹介する、トレザー（TREZOR）のように、機械化されているので、必要な初期設定を行っておけば後々便利です。

ハードウェアウォレットはネットから切り離して仮想通貨を保存する「財布」のようなものだと思っておきましょう。

ハードウェアウォレット購入時の共通の注意点

どのハードウェアウォレットを利用するのも自由ですが、購入時の注意点として、必ず「シールの貼ってある新品を購入する」事です。

公式サイトや、公式に委託販売をしている所から購入する事をおすすめします。

中古をおすすめしない理由は、ウィルスなどが仕込まれている可能性があるので、絶対に新品を購入してください。

せっかくハードウォレットにしても、ウイルスが仕込まれていては意味が無いので其の辺りはしっかりと考慮して購入してください。

何故トレザー（TREZOR）を選ぶのか？

ハードウェアウォレットを利用する際の注意点として、対応出来る仮想通貨と対応出来ない仮想通貨があるということにご注意ください。

例えばトレザーだと、珍しいものなら、MONAコインを保管する事が可能です。自分が所持している仮想通貨によってハードウェアウォレットはどれを使うのかが決まってきます。

今回は、私自身が塩漬けしているMONAコインをハードウェアウォレットに入れる事が最大の目的なので、取扱のあるトレザー（TREZOR）を使います。

レジャーナノで取扱っていない仮想通貨なので、MONAコインを保管したい場合は、トレザー（TREZOR）を利用しましょう。

レジャーナノの方が先に発売されていた事もあり、利用している方も多いですが、どちらも利用用途によって使い分ける事が可能なので、興味のある方は詳細をどうぞ。

TREZORで取り扱っている仮想通貨は下記の通りです。

• Bitcoin（BTC）

• Bitcoin Cash（BCH）

• Bitcoin Gold（BTG）

• DASH

• Zcash

• ライトコイン（LTC)

• イーサリアム

• イーサリアムクラッシック

• イーサリアム系トークン

• NEM(XEM)

• MONAコイン

取扱仮想通貨は増えたりもするので、都度公式サイトは確認しておいたほうがいいでしょう。

トレザー（TREZOR）の初期設定方法

トレザー（TREZOR）を利用する場合は初期設定が必要になるので、まずはその設定を行っておきましょう。バックアップを取ったりPINを決めたりと重要な作業もあり、以外と重要なので、興味のある方は是非ご覧ください。

まずは、トレザーの箱の中身を確認！

何らかの表示で絶対に空かないように、かなりきつめにテープが貼ってあります。逆これ開封して取り出したらすぐにわかるのでは無いかと思うくらいです。

入っていたものは、

• ・トレザー（TREZOR）本体

• ・データ転送USBケーブル

• ・ストラップ

• ・説明書

• ・シール

• ・バックアップフレーズ記録用の紙

必要最低限しか入ってないのかなと思ったのですが、トレザーのシールが入っていたので、これはPCに貼っておくとしましょう。

説明書は基本的に英語なので、あまり頼りには出来ないかもしれませんが、公式ページは日本語対応しているので、利用方法などは安心できます。

中身がしっかりと入っている事を確認できたら、初期設定をしていきましょう。

パソコンに「TREZOR Bridge」をインストール

TREZOR Bridgeをダウンロードしてインストールして置かないと　、TREZORは初期設定が出来ません。まずはダウンロードしてください。

ダウンロードした後にテイザー本体をデータ転送USBケーブルでつなぐと先程ダウンロードした公式サイトを利用しながら初期設定が出来るようになります。

バックアップフレーズの記録をしよう

もしものときのバックアップフレーズを記録しておきましょう。バックアップフレーズを記録する紙が同梱されているので、数はおわかりかと思いますが24個記録しなければなりません。

絶対に忘れるので、しっかりと紙に書いて記録しておきましょう。バックアップフレーズはテイザー本体の方に表示されるので、見間違いの無いように注意してください。

ユーザーネームの設定

ユーザーネームの設定は自分で入力する事もできますが、「おすすめ」と言う項目があったりするので、そちらを利用することも出来ます。

しっかりとユーザーネームも記録をしておきましょう。

　

PINコードの作成・設定

好きなPINコードを利用できますが、ここで注意点！

入力画面はPCのテンキーのようになっているのですが、PC画面を見てもテンキーを模した画像が出るだけです。そこでトレザー本体を見てみると、数字の配列が出ています。

この配列に当てはまるテンキーをPC画面に出ているものから押しましょう。入力画面と確認画面でトレザー本体に出ている数字の配列でPINを設定しましょう。

最初は配列が変わっているのに気が付かず、PCキーボード上のテンキーを押してミスを連続しました。

画像があれば分かりやすいですね。間違わないように打ち込みましょう。

次にSNSとの連携のようなものがありますが、これは絶対に必要という分けではないので、SKIPすることも出来ます。

TREZORでMONAを取り扱う時は注意

トレザーでは確かにMONAコインの管理が出来るのですが、モナコインを入れる場合は「Electrum-mona」という物が別途必要です。これは無料でダウンロード出来るのですが、トレザーだけではMONAコインを保管する事は出来ないので、そちらはご注意ください。

詳しい方法などは別記事にて書かせていただきますが、方法としてはそこまで難しいものでは無いので安心してください。

TREZORの利用方法自体そこまで難しいものでは無いので、興味のある方は是非購入を考えてみてください。自分の資産の安全と安心を手に入れる為にも日本の正規販売店から購入しましょう。「TREZORの日本正規店」はもちろん日本語サイトなので、そちらで詳しく調べてみてもいいかもしれませんね。

是非利用してみてください。