Ledger Nano S(レジャーナノS)で初期設定が終わったら次は仮想通貨を保管する前にリカバリーを行いましょう。

リカバリーが正常にできるかどうかを確認しないとウォレットを紛失したときなどにリカバリーができないとなると、その仮想通貨は一生手元に戻ってこなくなってしまいます。

トラブルになったときに慌てなくても良いように、仮想通貨を送金する前にリカバリーできるかどうかを確認しておきましょう。

ここではリカバリーの重要性とリカバリーする方法の手順を解説していきますので、Ledger Nano S(レジャーナノS)の初期設定が終わったら必ずリカバリーできるかどうかを確認してください。

紛失・破損・盗難にあってもリカバリーすれば仮想通貨は失われない

ウォレットを購入して、初期設定が終わったらすぐに資産を移したいと考える方もいるかも知れませんがまずはLedger Nano S(レジャーナノS)をリカバリーする重要性について考えてみたいと思います。

例えばLedger Nano S(レジャーナノS)を紛失してしまったときや壊してしまったという時は保管している仮想通貨もなくなってしまうと考えてしまうでしょう。

しかし実はLedger Nano S(レジャーナノS)は紛失したり、壊れてしまったとしてもリカバリーフレーズさえあれば復元することができるのです。

そのため、例えばLedger Nano S(レジャーナノS)が盗難にあったというときでも、リカバリーフレーズだけでも残っていれば新しくLedger Nano Sを購入すれば仮想通貨を取り戻すことはできます。

ファームウェアアップデートの際にもリカバリーが必要になる

また、Ledger Nano S(レジャーナノS)ではセキュリティ向上のためにファームウェアアップデートが定期的に行われます。

その際に「レジャーナノSをアップデートしたら仮想通貨がなくなった！」ということになるようですが、ファームウェアアップデート後はデータが初期化されるためリカバリーが必要となるのです。

初期化されると焦ってしまいますが、リカバリー方法さえ覚えておけば焦ることなく復元することはできるので購入して、初期設定が終わったら一度リカバリーできるかどうか確認しておくと良いでしょう。

リセットしてリカバリーする方法と手順

それではLedger Nano S(レジャーナノS)のリカバリー方法と手順について紹介していくので、初期設定が終わったという方はここを参考にしながらリカバリーを行っていきましょう。今回必要となるのは以下のものです。

PINコードを3回間違える

まずはLedger Nano S(レジャーナノS)をPCに接続しましょう。接続したらPINコードを入力する場面になるので、PINコードをわざと3回間違えるようにしてください。

わざと間違えると上の画像のように「お使いの端末はリセットされました」と記載されるので同時押し。その後「デバイス設定を復元するにはリカバリーシートを使ってください」と出てくるのでボタンを二つ同時押ししてください。

その後も「支援を受けたい場合はLedger supportに連絡してください」という言葉やウェブサイトへのURLの一部が表示されますが、全て同時押しで流しましょう。

Ledger Nano Sを復元する

その後「Welcome」という文字が出たあとに上のような文が出てくるので、両方のボタンを押して復元をしていきましょう。

新しいデバイスとして設定するかどうかを質問されるのでバツ印のある左側のボタンを押してください。

そうするとリカバリーするかどうかという質問をされるのでチェックマークのある右側のボタンを押してリカバリーをしていきましょう。

PINコードを再設定する

まずはPINコードを再設定していきます。このPINコードは初期設定で使ったPINコードを設定しても構いません。

4文字～8文字までの数字を設定しましょう。設定したら再度PINコードの入力を求められるので設定したPINコードを入力すればPINコードの設定は完了です。

リカバリーフレーズの数を選択

PINコードを設定したら次はリカバリーフレーズの数を選択していきます。まずはリカバリーフレーズを入力してくださいと出てくるので、ボタンを二つ同時押ししてください。

次に単語の数を選びますが、初期設定の際にメモした単語の数を選択します。購入した時期によっては12個や18個の人もいるようですが、最近購入したという方は24で大丈夫でしょう。

リカバリーフレーズを入力していく

リカバリーフレーズの数を選択したら1から順にリカバリーフレーズを入力していきます。その際に初期設定でメモしたリカバリーシートを準備しておきましょう。

そうすれば上の画像のようになるので、該当するワードを選択していきます。左右のボタンで単語の移動ができ、同時押しで単語の決定ができます。

2文字～3文字入力すれば候補のワードが出てくるので、左右のボタンで単語を移動させてください。該当するワードになったらボタンを同時押しして決定しましょう。これを24単語すべて行います。

すべての単語を入力して単語があっていれば上の画像のようになります。あってれば左側が「チェックマーク」になっており、間違っていれば「バツ印」になるのですぐに分かるでしょう。

これでリカバリーは完了です。リカバリーがうまくいかないと仮想通貨を失ってしまう可能性もあるので、必ず仮想通貨を送金する前にリカバリーを行っておきましょう！

動画でリカバリーの方法を解説しています！

画像つきの解説だけじゃわからないという方のために動画も準備しています。

実際にリカバリーする方法をみたいという方は是非参考にしてください。