ビットコインETFだとか、仮想通貨ETFという単語を聞かれる事が多いかと思いますが、ETFって実際どういったものなのか疑問に思う事は多々あるのではないでしょうか。

実際に私自身も「ETF」という単語がいまいちよくわからなかったので、調べて見る事にしました。以下はその結果を簡単にまとめた物なので、今までわからなかった事がもしかしたら分かるかもしれません。

ETFについて詳しく知る事から始める

まずは何が問題か！？そう考えた時にETFが一体何なのかわからないからこそ、ビットコインETFがどういったものなのか見えて来ないのではないかと言う事です。

早速ですがETFとは一体何なのか調べた結果がこちらです。

ETFとは？

exchange traded fund（上場投資信託）

外国の株価指数などの基準になる株式を組み入れて、指数と連動するよう運用される投資信託のこと。ETFは証券取引所（金融商品取引所）に上場されているので、株式と同じように証券会社を通じて市場で売買できる。

それだけではなく、上場されると言う事は、いままで参入していたのは個人投資家だけだったのが、機関投資家も投資できるようになるのです。

こうなると格段に取引量は増えて価値が上がりやすくなるのです。

値動きの方はビットコインETFもビットコインの値動きに連動するようになっているので、チャートの見方などは変わりはありません。

取引所を介してではなく、証券会社を介して取引が出来るのがETFの特徴です。これだけでは難しいのですが、これ以上説明をすると余計にわからなくなってしまいます。

株式の手法ETFがビットコインで何故適用されるのか？

ETFとは主に株式で用いられているものだと言うのは理解していただけたかと思います。では何故そのETFがアメリカではビットコインで適用されようとしているかです。

今までは、「仮想通貨取引所」と言う狭い範囲でしか売買や取引ができませんでした、それが証券所でも取引が可能となると、一般的な認知度が上がるだけでなく、参入してくる個人投資家、更には上場によって参入出来るようになる機関投資家等、仮想通貨がより身近になります。

現在は仮想通貨の中でも一番知名度がある、ビットコインETFとなっていますが、将来的には、その他のアルトコインもETFとなる可能性も十分にありえます。

仮想通貨が取引される機会を増やすのにETFは非常に有効な方法なのかもしれません。

最大のメリット。仮想通貨取引の税金がETFで変わる！？

もちろん知名度が上がるのは良いことですし、取引をする投資家が増えると仮想通貨に対する信用度も高くなるでしょう。しかしながら、それ以上にメリットになると思われるのは、ビットコイン取引における税金が変わります。

現在の仮想通貨取引の税金は「雑所得」に区分されている為、所得金額によって最高で税率が55%もかかるシステムになっています。

利益になればなるほど円との交換を戸惑ってしまうのは、大きな税金が問題となるからです。

ちなみに、「ETF」は申告分離課税に分類される為、どれだけ利益を出そうとも約20%の税になります。まだ確定というわけではありませんが、「ビットコインETF」もETFに分類されるので税も申告分離課税となる可能性が高いです。

大口の投資家が過疎通貨取引に入って来にくい状況になっているのは、「税」の影響が非常に大きく、価格が安定しないのも、個人投資家が多いところに影響しているのではないかと思います。

税の面が改善されると売買の動きも活性化するかと思うので、メリットは非常に大きいのではないでしょうか。

ビットコインETFがどういったものかわかりましたか？

難しい言い方をされると、仮想通貨ETFがどういったものか、理解しがたいのですが、「上場をする事で機関投資家が取引可能に」「証券所で取引が出来るようになる」「税が変わるかもしれない」など、部分的に考えてみればどういったものなのかが理解出来るのではないかと思います。

実際にビットコインのETF上場は何度も噂されていますし、そのたびに値を上げているので、投資をしているのなら狙い目というのも間違いないでしょう。

ETFと聞くとなんだか難しく考えてしまうかもしれませんが、決してそういう事だけでなく、仮想通貨に対する投資の裾野が広がると考えておくとわかりやすいのではないかと思います。

ETFに認められるということは、ビットコイン自体の信頼が上昇したと考える事も出来るので、デメリットは少ないのではないでしょうか。唯一のデメリットとしては、期待値が高すぎて、ETFの話題が出るたびに仮想通貨全体の価格が乱高下する事くらいです。

動きのある相場が好きな方には逆にちょうどいいのではないでしょうか。ETFについてしっかりと知っておけば、そのメリットの大きさに驚く事になります。だからこそ話題に上がるのです。