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ブロックチェーンは仮想通貨以外にも活用できる!将来性と利用事例を紹介
- 仮想通貨ニュース
- 2018/08/01
2017年に話題になった仮想通貨。そして仮想通貨と切っても切れないのがブロックチェーンですね。最近はブロックチェーンの技術を使って様々な分野に活用していこうという動きがあります。
ここではブロックチェーンの特徴やどのような分野に活用出来るのかを調べてみました。ブロックチェーンが活用されていけば仮想通貨の価値もあがる可能性もあるのでチェックしておいて損はないでしょう。
目次
ビットコインから生まれた革新的な技術「ブロックチェーン」
ブロックチェーンはビットコインを考案したサトシ・ナカモト氏がこの通貨を支える基盤技術として考案した「分散型台帳技術」のことです。
今までの法定通貨などは銀行などで一括管理を行っていましたが、ビットコインなどの仮想通貨は取引当事者などを含めた複数人が所有するPCなどで管理を分散させます。
管理を分散させることで、記録をするためのコンピューターが必要なくなるためコストを大幅に削減することができますし、セキュリティの面でも非常に強靭になるので現在様々な企業がブロックチェーンに注目しているのです。
ブロックチェーンについてもっと詳しく知りたいという方は「仮想通貨のブロックチェーンを簡単にわかりやすく解説!」をご確認ください。
ブロックチェーンの特徴
ここではブロックチェーンの魅力としての特徴を紹介していきたいと思います。ブロックチェーンがなぜここまで注目されているのかが分かるでしょう。
中央集権化を防げる
まず1つ目の特徴として挙げられるのが中央集権化を防げるという点でしょう。円やドルなどの法定通貨は日銀やFRBなど中央銀行の意向で発行量が左右されてしまいます。
しかしブロックチェーンでは中央管理者が存在せず、むやみに発行されることはないので、過剰発行による通貨価値の下落が発生しないのです。
低コストで海外送金が出来る
2つ目は低コストで海外送金が出来るということ。銀行などの中央管理されている場合はシステム開発やセキュリティ対策などに多額の資金が必要となります。
しかしブロックチェーン技術を利用した場合、多額の開発やセキュリティ投資が必要となることはありません。
法定通貨を銀行を使って送金する場合は数日かかることもありますし、海外に送金する際は換金手数料も必要となるので送金手数料以外にも多くの手数料が必要となります。
ブロックチェーンを使った仮想通貨を使って海外へ送金する場合は、ビットコインでも30分ほどで送金が完了しますし、リップルなどを利用すればわずか4秒で送金が完了して手数料も抑えることが出来るのです。
データの改ざんができない
3つ目はデータの改ざんができないができないという点。ブロックチェーンは取引が行われた順に鎖状につないでいます。
もしデータを書き換えたいという時は書き換えたいブロックに関係する全てのブロックを書き換える必要がありますが、そのためには膨大な計算処理が要求されるため改ざんは事実上不可能と言えるのです。
また一部のコンピュータで取引データを改ざんしたとしても、他の複数のコンピュータにも同じ取引が記載されており、それらのコンピュータとの多数決によって正しいデータが選ばれるので改ざんが成立しにくくなっています。
ブロックチェーンが承認される際の種類について
仮想通貨ではブロックを増やす際に承認作業(マイニング)が必要になりますが、承認方法がいくつかあります。ここではその承認の種類について紹介しているので参考にしてください。
Proof of Work(PoW)
Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)、PoWは和訳すると「仕事量による証明」です。多く働いた人が承認でき、報酬を得られるという仕組みとなっています。
最もメジャーなのがビットコインですね。ビットコインの場合はブロックを承認するために難しい数学問題を解かなければいけません。この問題の答えを一番始めに見つけた人に承認権限が与えられるのです。
PoWには大量の電力が必要という事と51%攻撃というリスクがあります。
PoWでは初期投資費用や維持費、電力費等に莫大な資金が必要です。また過半数以上の同意を得てブロックチェーンの書き換えを行うという性質上悪意のあるマイナーが全体の51%以上を支配することで、ブロックチェーンを不正に書き換えられるという問題があります。
Proof of Stak(PoS)
Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)、PoSはPoWに代表されるコンセンサスアルゴリズムの一種。PoSには大きく2種類あります。
まず一つ目が保有している仮想通貨の量とCoin Age(コインを所持している年数)が関係しているものです。
この方法では一度マイニングに成功するとCoin Ageが減るようになっているので、より高性能なPCを大量に所持している一部のマイナーにマイニング報酬が偏ってしまうという問題点を緩和できます。
そしてもう一つが保有する仮想通貨の量のみが関係するものです。この方法でのマイニングはフォージング(鋳造)と呼ばれており、多くの通貨を所持している人が報酬をもらいやすく、PoWのように同じひよが成功しやすくなっています。
ただ、PoSではPoWでデメリットとされていた大量の電力が必要ということもなく、ブロックチェーンを不正に書き換えられることもありません。
ブロックチェーンの活用が期待できる分野と利用事例
実はブロックチェーンは仮想通貨以外にも様々な分野で活用出来ると言われています。ここではどのような事業や分野に活かせられるのか見てみたいと思います。
金融系
送金
・振込手数料や国際送金手数料が必要ない
・24時間いつでも送金・受け取りが可能になる
貯蓄
・勝手に通貨を発行されることがないのでインフレが起こりにくい
・改ざんができないので安心して保有しておくことが出来る
証券取引
・株券管理のコストを大幅ダウンすることが出来る
・ブロックチェーン上で決議を行うようにすれば少額の株主でも決議できるようになる
ギフト券やチケット
ギフトカード
・偽造されるリスクが大幅にダウン
・チケットショップでの買取業者も確認の手間が省ける
・メール感覚で送りたい相手に送ることが出来るようになる
チケット
・転売で正規の値段よりも高く購入する必要がなくなる
・購入者を会場で認証することが出来るようになる
プリペイドカード
・銀行などの仲介業者を交えず個人間で送金できる
・プリペイドカードそのものが銀行の口座としても機能する
資金調達
クラウドファンディング
・ブロックチェーンを使ってICOを行い、資金を調達することが出来る
利用事例:COMSA、ALIS、EOS等々
寄付
・「いつ、誰に、いくらが届いたか」まで確認できる
・直接寄付することが出来るようになるので全額寄付ができるようになる
コミュニケーション
SNS
・ユーザーが発信する質の低下を防ぐことが出来る
・企業が取り扱う個人情報を低価格でより堅牢なものにできる
資産管理
登記
・個人/法人/動産/不動産/物件・債権などの登記手続きの効率化になる
・多額の人件費やデータサーバー費用も削減できる
価値の移転
・外航貨物海上保険などの保険証券の譲渡で時間と紛失リスクの軽減が出来る
・ゴルフ会員権/車/高級腕時計/ダイヤモンドなど価値や契約の譲渡がすばやく簡単に出来る
ストレージ
データの保管
・複数のサーバーが破壊されても残りサーバーが生きていればシステムが止まることはない
・企業のデータベースとしては「mijin」が良い
利用事例:mijin
認証
本人確認
・公開鍵だけで本人確認が完了する
・年齢確認の際に身分証を提示することなく年齢確認が出来る
・面接の際に履歴書が不要になる
著作権
・自分で作曲した楽曲、歌詞をブロックチェーン上に記録しておけば著作権を主張することが出来る
・スマートコントラクトを活用すれば再生時等に使用量の請求が出来る
・音楽/アート/写真/文章/動画/特許など様々な領域において活用可能
利用事例:VERISART
公証人
・公証人を介さずに公正証書が作成できる
シェアリング
・民泊/部屋/車のシェアを第三者を介すことなく出来る
・シェアリングの際に手数料を取られることがない
物流管理
サプライチェーン
・商品が消費者へ届くまでのプロセスを全て遠隔で監視、記録できる
・ボトルネックの可視化も出来るため効率化が期待できる
利用事例:宮崎県の有機野菜にブロックチェーン技術を使って生産者情報を付与
マーケットプレイス
・オークションなどで代金を支払ってもらえない、商品が届けられないというトラブルがなくなる
・スマートコントラクトを使えばユーザー間で気軽に取引ができるようになる
コンテンツ
ストリーミング
・高画質、高音質の音楽や映画を短時間でダウンロードできる
ゲーム
・ゲーム内通貨を仮想通貨や法定通貨に交換できる
・ゲーム間で通貨をやり取りして別のゲームへ移動させることが出来る
公共
市政予算の可視化
・税金が適切に使われているか、不正がないかを市民、国民が確認できる
・監査機関の監査する手間やコストが削減できるため予算削減に繋がる
投票
・データの改ざんや集計ミスがなくなる
・取引記録を閲覧できるようになるため透明性が高くなる
利用事例:つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業最終審査案件
税金
・日本円がZENになれば送金時やアプリケーション仕様時に税金を徴収できる
・項目ごとに異なる税率で計算し、自動的に徴収することが可能になる
・脱税ができなくなる
生活保護
・生活ほどを受給している方へ簡単に現物支給が出来るようになる
・支給したアセットが転売できないように制限をかけられる
・重給したお金をギャンブルに使用できないという制限をかけられる
医療情報
・医療記録を医療機関同士で共有することが出来る
・患者本人の意識がなくても免許証やマイナンバーがあれば輸血を行うのに血液型を調べる必要がない
IoT
IoT
・分散管理させることでサーバーにかかる負荷を軽減できる
・多少の障害ではサービスが停止しない
・自動運転も出来るようになる
今後も利用が増える可能性大!
今回はブロックチェーンがどのような分野で活用できるのかを紹介してきました。ブロックチェーンといえば仮想通貨を思い浮かべると思います。
しかしブロックチェーンには様々な可能性があり、仮想通貨以外にも多くの活用例があるのです。実際にブロックチェーンを活用してサービスを展開している企業も多くあります。
ブロックチェーンが活用されれば仮想通貨の価値も上がる可能性もあるので、仮想通貨に投資をしている人は確認しておくとよいかもしれませんね。
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